楚 金玲(そ きんれい、ラテン翻記:Chu Jinling、1984年7月29日 - )は、中華人民共和国の元女子バレーボール選手である。元中華人民共和国代表。
来歴
遼寧省大連市出身。2002年の中国バレーボールリーグで頭角を現し、すぐに代表入りを果たす。
2003年、モントルーバレーマスターズで代表デビューを果たし、優勝に貢献。同年のWGPでも優勝を果たした。しかし過度のトレーニングからきた右肩痛により、同年秋のワールドカップを目前に代表を離脱せざるを得なかった。
2005年に代表に復帰し、アジア選手権で優勝に大きく貢献し、自らもMVP及びベストスパイカーの栄誉に浴した。しかし故障がちに加え技量レベルの問題から再び代表を離れた。遼寧省チームに戻った楚は、エースポジションを若き王一梅に奪われ、国内リーグで活躍したものの次第に忘れられた存在となり、自国開催となった北京オリンピックにも出場できなかった。
2012年、楚は予期せぬことに、ロンドンオリンピック代表メンバーに選出され、唯一のベテランとして、チームを牽引した。
エピソード
前述の通り、北京オリンピックには選手としての出場は叶わなかったが、聖火ランナーとして瀋陽市を走っている。
球歴
- 三大大会
- オリンピック - 2012年(5位)
- その他大会
- WGP - 2003年(金メダル)、2005年(銅メダル)
- アジア選手権 - 2003年(金メダル)、2005年(金メダル)、2009年(銀メダル)
- アジア競技大会 - 2006年(金メダル)
所属チーム
- 遼寧(1996-2012年)
- 広東(2012-2014年)
受賞歴
- 2005年 - アジア選手権 MVP、ベストスパイカー
出典




