『シックス・デイ』(The 6th Day)は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で2000年公開のアメリカ映画・SF映画。
日本版のポスター等でのキャッチコピーは、「2010年ーあなたは
あらすじ
2010年、クローン技術の発達によって様々な動物がクローンで生み出され、人間の生活を豊かなものにしていた。ただし、創世記で神が人間を創った日に由来する法律「6d法」により、人間のクローンを作ることは禁じられていた。
ある日、ヘリコプターのパイロットであるアダム・ギブソンは、自分の誕生日の夜に仕事を終えて自宅に戻った。その時、彼は信じられない光景を目撃した。なんと、もう一人の自分が家族と誕生日を祝っていたのだ。
戸惑っているところに見知らぬ二人組が現れ、家にいるのは自分のクローンだと教えられる。いったい誰が何の目的で自分のクローンを作ったのか。自分の家庭と生活を取り戻すため、アダムは奔走する。
登場人物
- アダム・ギブソン
- 本作の主人公で、民間のヘリコプター会社を経営している。妻との間に1女。平凡で幸せな家庭を築いていたが、ある日、自分とそっくりな男が家族と誕生日を祝っているのを目にし、その直後、謎の暗殺者集団に命を狙われる羽目になる。リペット等のクローンは嫌っており、「どんな動物にも死は必ず訪れる」と言う考えの持ち主。
- マイケル・ドラッカー
- フットボールチーム・ロードランナーズのオーナーであり、億万長者。ウィアー博士のクローン事業に莫大な出資をしており、人間のクローンの製造に賛成し、法改正を働きかけている。
- ハンク・モーガン
- アダムの相棒。軽薄でスケベな一面が目立つが、ヘリコプターの操縦技術はアダムにも劣らない。アダムと協力するがトリップに殺害される。
- マーシャル
- 表向きは7分署の警部だが、実際にはドラッカーからの指示でクローンの暗殺を行う暗殺者集団のリーダー。自分のクローンを目撃したアダムの暗殺を企み、執拗に付け狙う。慎重で神経質。
- タリア
- 暗殺者集団のメンバー。ボブカットの美女だが、冷酷な性質で、殺人を一切厭わない。
- ヴィンセント
- 暗殺者集団のメンバーで、粗暴で暴力的な大柄な黒人男性。
- ワイリー
- 暗殺者集団のメンバーで、口と鼻にピアスをつけた軽薄な男。仕事に関してもミスが多く、メンバーから叱責されることが多い。
- ナタリー・ギブソン
- アダムの妻。アダム同様に遅く産んだ娘・クララを溺愛しているが、病死した愛犬・オリバーのリペットを巡ってアダムと対立する。
- クララ・ギブソン
- アダムとナタリーの一人娘。8歳で、まだまだ年相応に甘えん坊。シムドールを欲しがっている。
- グリフィン・ウィアー博士
- 医学博士。臓器移植研究所の所長で、表向きは臓器のクローン技術を提供・開発しているが、その裏では唯一非合法である人間のクローンを行っている。違法なクローン事業に手を染めてはいるものの、博士本人は殺生は好まない。
- ジョニー・フェニックス
- フットボールチーム・ロードランナーズのスター選手。
キャスト
スタッフ
- 監督:ロジャー・スポティスウッド
- 製作総指揮:デヴィッド・コーツワース、ダニエル・ペトリー・ジュニア
- 製作:ジョン・デイヴィソン、マイク・メダヴォイ、アーノルド・シュワルツェネッガー
- 脚本:コーマック・ウィバリー、マリアンヌ・ウィバリー
- 音楽:トレヴァー・ラビン
- 撮影:ピエール・ミニョー
評価
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは117件のレビューで支持率は40%、平均点は5.20/10となった。Metacriticでは30件のレビューを基に加重平均値が49/100となった。
エピソード
- 第21回ゴールデンラズベリー賞で、アーノルド・シュワルツェネッガーは本物のアダム・ギブソン役として最低主演男優賞にノミネート、クローンのアダム・ギブソン役として最低助演男優賞にノミネートされた。また、一人で最低スクリーンカップル賞にもノミネートされた。
- シュワルツェネッガーが『ターミネーター』(1984年)で発言したセリフ「I'll be back(また戻ってくる)」は、シュワルツェネッガーのトレードマークとなり、その後の出演作で同じセリフを言うシチュエーションが多用されているが、今作ではRePetのストアを出るシーンで「I might be back」と少し形を変えて使われている。
脚注
外部リンク
- エーシークリエイト 特集記事
- シックス・デイ - allcinema
- シックス・デイ - KINENOTE
- The 6th Day - オールムービー(英語)
- The 6th Day - IMDb(英語)




