マミジロキビタキ(眉白黄鶲、学名:Ficedula zanthopygia)は、スズメ目ヒタキ科ノビタキ亜科に分類される鳥類の一種である。

分布

ロシア沿海州から朝鮮半島、中国東部で繁殖し、冬期は東南アジア方面に渡り越冬する。

日本では旅鳥として主に日本海側に渡来するが、数は少ない。単独で観察される例が多い。

形態

全長約14cm。雄は頭部から背面にかけて黒く、眉斑と翼の斑は白色。腹部と腰は黄色。雌は上面は褐色で腹部は黄色がかった白色。翼に白い斑があり、腰は黄色である。

生態

森林に生息し、昆虫類、節足動物等を捕食する。時々空中捕食もする。

「チュイチピー」、「チョイチピー」などとさえずる。さえずりはキビタキに似ているが、やや短めである。

キビタキとの交雑

静岡県では、本種のオスとキビタキのメスとが交雑した記録がある。


関連項目

  • 日本の野鳥一覧

マミジロキビタキ(2024.05.14) 日本の野鳥識別図鑑

マミジロキビタキ (2018.09.04) 日本の野鳥識別図鑑

マミジロキビタキ (眉白黄鶲) Yellowrumped Flycatcher (Ficedula zanthopygia) female

マミジロキビタキ

マミジロキビタキ(2018.05.15) 日本の野鳥識別図鑑