「マンボNo.5」(Mambo No.5)は、キューバのペレス・プラードが1949年に制作・発表した楽曲であり、マンボのインストゥメンタル曲では最も知られている曲の1つである。50年後にドイツ人のルー・ベガがカバーしたバージョンも世界中でヒットした。
オリジナル
この曲の歴史はマンボのバンドリーダーであるペレス・プラードが1949年に制作したことから始まる。プラードはこの曲よりBMI(アメリカ合衆国の音楽著作権管理団体)に登録され、BMI Awardを受賞した。プラードはこれを含め433作品の作品を発表している。
「マンボの王様」ことプラードがRCAレコードの子会社であるメキシコのレコードレーベルと契約し、このインストゥメンタル・マンボを作曲した。この曲は北米にマンボ・ブームを巻き起こし、プラードは1951年4月のアメリカツアーを成功させた。また、1950年9月にデイヴ・バーバーがカバーしたバージョンはポップチャートで27位を記録した。
「マンボNo.5」は、日本では学校教育でも使用されており、例えば教育芸術社の小学5年生の音楽の教科書に掲載されている。
高中正義のバージョン
1977年に日本のギタリスト高中正義が、「マンボ No.5」をディスコ風にアレンジしたバージョンを発表。そのバージョンでは新たに歌詞が追加されており、YMOの「中国女」や「BEHIND THE MASK」などの楽曲を作詞したChris Mosdellが担当した。
収録曲
収録アルバム
ルー・ベガのバージョン
1999年にドイツ人の歌手ルー・ベガが、「マンボ No.5」をダンス・ポップ風にアレンジしたバージョンを発表した。そのバージョンでは、ベガの元ガールフレンドたちがコーラスを歌っている。彼の本国ドイツやイギリスなどヨーロッパ大陸のほとんどの国のチャートで1位を記録し、フランスでは20週間1位を記録した。オーストラリアでは年間1位を記録するヒットとなった。アメリカでもヒットし、Billboard Hot 100で3位を記録した。
関連項目
- スターどっきり㊙報告
- リノシリーズ(山佐のパチスロ機) - ニイガタ電子精機から発売された初代リノから一貫してボーナスBGMに用いられている。初代のみノーライセンスだったが、後継機の「スーパーリノ」から公式ライセンスを得ている。
- 極上パロディウス 〜過去の栄光を求めて〜 - ステージ3のボス戦BGMでアレンジされたものが使用されている。
- はねるのトびら(フジテレビ系) - 『走れ!オーケストRun』のコーナーで、出演者がランニングマシンを走りながら吹奏楽で当楽曲を演奏した。
- スズキ・クロスビー - CMソングに起用された。
脚注
外部リンク
- マンボといえばペレス・プラード




