シュー(Shu)は、エジプト神話における大気の神。ヘリオポリス九柱神に数えられる。
概要
創造神アトゥムを親に持ち、アトゥムの自慰によって生まれた(ラーと習合されたため、ラーともされる)。配偶神は妹でもある湿気の女神テフヌト。彼女との間に大地の神ゲブと天空の女神ヌトを成した。
子供たちが抱き合っているところをシューが無理矢理引き離し、天と地とが分かれたとされる。この神話はエジプト神話の中でも特に有名で、横たわったゲブの上にシューが立ち、ヌトを支える図像はよく知られている。
脚注
参考文献
- ステファヌ・ロッシーニ他『エジプトの神々辞典』矢島文夫・吉田春美訳、河出書房新社(1997年)
関連項目
- テフヌト…妻にあたる女神。
- ゲブ、ヌト…子にあたる神。
- アトゥム…親にあたる神。

![エジプト神話の神のイラスト素材 [101229898] PIXTA](https://t.pimg.jp/101/229/898/1/101229898.jpg)


