積水ハウス・リート投資法人(せきすいハウスリートとうしほうじん)は、東京都港区に本部を置く投資法人。東証上場のJ-REIT。

概要

積水ハウスがスポンサーであり、資産運用会社は積水ハウス完全子会社の積水ハウス・アセットマネジメントである。

総合型リートであり、住居とオフィスビルを中核資産とする他、ホテルも組み入れられている。

2014年12月の上場当初は、オフィスを中心に商業やホテルを中心としていたが、2018年5月に「積水ハウス・レジデンシャル投資法人」と合併し、住居とオフィスを中核資産とする形になった。

2023年にはより住居を中心とするポートフォリオを構築する方針に変更した。

沿革

  • 2014年(平成26年)9月8日 - 本投資法人の設立(資産運用会社は「積水ハウス投資顧問」)。
  • 2014年(平成26年)12月3日 - 東京証券取引所に上場(証券コード:3309)。
  • 2018年(平成30年)5月1日 - 「積水ハウス・レジデンシャル投資法人」を吸収合併(資産運用会社は「積水ハウス・アセットマネジメント」に商号変更)。

ポートフォリオ

資産規模5,329億円、物件数121物件である(2020年12月15日現在)。うち113物件が住居であり、「エスティメゾン」「プライムメゾン」等のブランドの賃貸マンションである。

オフィス・ホテルの組入物件は以下の通り。

  • ガーデンシティ品川御殿山
  • 御殿山SHビル
  • 本町南ガーデンシティ
  • 本町ガーデンシティ(オフィスビル部分・ホテル部分)
  • HK淀屋橋ガーデンアベニュー
  • 広小路ガーデンアベニュー
  • 赤坂ガーデンシティ
  • ザ・リッツ・カールトン京都 - 2019年1月に40%取得、2020年4月に9%追加取得、2022年8月に売却。

積水ハウス・レジデンシャル投資法人

2005年7月28日、ジョイント・コーポレーションをスポンサーとするジョイント・リート投資法人として東証に上場。

その後、ジョイント・コーポレーションは経営不振となり、2010年3月に積水ハウスとスプリング・インベストメント(2023年に東京ガスに買収され、現在は東京ガス不動産投資顧問)が新たなスポンサーとなり、資産運用会社は「ジョイント・キャピタル・パートナーズ」から「積水ハウス・SIアセットマネジメント」に商号変更となった。また、2010年6月30日に投資法人の商号は積水ハウス・SI投資法人に変更。

2014年6月11日には積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人に再び商号変更。

2017年3月に積水ハウス単独スポンサー体制に以降し、資産運用会社が「積水ハウス・アセットマネジメント株式会社」に商号変更。2017年6月7日に投資法人の商号を積水ハウス・レジデンシャル投資法人に変更。

2018年4月25日に上場廃止、5月1日に「積水ハウス・リート投資法人」に吸収合併され消滅した。資産運用会社の「積水ハウス・アセットマネジメント」は、積水ハウス・リート投資法人の資産運用会社の「積水ハウス投資顧問」に吸収合併され、消滅した(積水ハウス投資顧問は合併後に「積水ハウス・アセットマネジメント」に商号変更)。

出資法人の概況 (2020年10月31日現在)

出資の状況

  • 発行可能投資口総数 - 20,000,000口
    • 発行済投資口数 - 4,288,666口
    • 投資主数 - 19,279名(前中間比△293名)

投資口に関する事項(上位10名)

投資法人の資産構成

脚注

関連項目

  • 不動産証券化
  • ジャパンエクセレント投資法人 - 積水ハウスがスポンサーを務めていたが、当投資法人設立される2014年にスポンサーを解消した。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト

積水ハウス投資法人(3309)の株価・業績・比較銘柄 会社四季報オンライン

積水ハウス・リート投資法人

積水ハウス・リート投資法人[3309]:保有物件に係るマスターリース契約の変更に関するお知らせ(シャーメゾンステージ秋葉原) 2024年1月

積水ハウス・リート投資法人

積水ハウス・リート投資法人 (証券コード3309) IR説明動画:Jリート オンラインIRセミナー 2022年下半期【不動産証券化協会 ×